ココロルルル・心と身体の声

より楽に自分らしい人生のために・・心と身体を感じ、そして自分を大切に。

腰痛はソマティクスで緩和できる

慢性的な腰痛はユルユル少しづつに楽になる

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somatics

 

悩みやストレスは腰にくる。

なんでか?というと立派な訳がある。

悩んだり、困りごとがある時の身体の姿勢は大体丸く屈んだ状態になっている。

ストレスを抱え込んでいる時も同じ。胸を大きく張って、悩んだり考え込んだりはしていないはず・・・

悩みやストレスや不安などのイラストを見てもわかるように、大体が頭を抱え込み下を向き身体は猫背のように丸まってる。

私たちの内面、つまり心は身体に正直に現れる。

 

では、なんで身体を丸めるのが腰痛につながるのかな?

身体が前屈み。

その時身体の前面、お腹や胸や首などの筋肉は縮こまっている。その反対側の背面、背中はというと、伸びている。

伸びてていいんじゃない?と思うかもしれないが、問題はバランス。

背骨を中心として、前面の筋肉と背面の筋肉が均等に保てるといい。

 

また、逆に身体が後ろに反り気味の場合も同じことが言える。

胸を思いっきり張って、背中が後ろに究極に反ってる姿勢。これは身体の前面が気持ちよく伸びていて、呼吸もしやすく楽だけど、腰にかなりの負担をかけている。背面の筋肉がギュッと縮んでる状態。

この筋肉がギュッと縮こまってる状態は血流を悪くしてしまう。

前屈みの姿勢、後ろ反りぎみの姿勢はどちらにしろ極端にどちらかの筋肉を縮ませ、その反対側の筋肉をも極端に伸ばしすぎることをしている。とてもアンバランス。

 

そしてこの血流の悪さが痛みを生み出し、腰痛だったり肩こりだったり首こりだったりをおこしている。

また、バランスの悪い姿勢は呼吸の仕方にも影響している。

前屈みでは浅くて速い呼吸になりがち。反り腰は胸をはって楽な呼吸ではあるが、お腹を使った健康的な腹式呼吸はできない。胸を大きく使った胸式呼吸になる。

 

 

ソマティクスエクササイズで楽になる慢性的な腰痛、肩こり

ソマティクスエクササイズは身体に優しいエクササイズ。

・頑張らない

・無理しない

・ストレッチしない

・痛かったらやらない

・動きをイメージするだけでも効果的

・心地よく

・自分のペースで

・楽な姿勢で

・内観しながら

・自分に意識を集中

・ゆっくりのんびり

・筋肉を観察

・何よりも心地よく

・リラクゼーション効果あり

・脳がゆるむ

と、まぁザッとこんな感じのゆる〜い汗をかかないエクササイズ。

 

他のエクササイズとの大きな違いはストレッチしないこと。

どのエクササイズでも伸ばす、ストレッチを意識的に行います。『ストレッチ健康法』みたいなのもあったと思うし、私たちはストレッチすることに慣れているというか、エクササイズ=ストレッチと思いがち。

 

ストレッチに反対している訳じゃないですよ。

ソマティクスエクササイズでは、ストレッチしすぎから起こる筋肉反射をしない。ということです。

ストレッチしすぎて、次の日筋肉痛になった。という経験が誰にでもあると思います。

また、マッサージに行った次の日に筋肉痛になった。とか。

あれは筋肉を無理に伸ばしすぎて、その反動でギュッと縮むストレッチ反射をおこしているからです。

冒頭でも言いましたが、ソマティクスはとても身体に優しいエクササイズ。ですのでストレッチ反射を起こすことのないようにストレッチしないエクササイズ。

 

 

仰向けでゆっくり心地よく動くだけで、徐々に緩んでいく腰の筋肉たち

エクササイズはほとんどごろ〜んと寝っ転がったままで行ます。

それゆえに、疲れが溜まっているいる人はそれだけでも心地よく眠くなってしまう人もいます。しかも、動きのお手本はないです(ヨガインストラクターのようにポーズはこんな感じ。と見せることはしません)

お手本がない理由は、みんな体のつくりがそれぞれ違います。例えば股関節のつくり、股関節の深さだったり浅さだったり、肩のつくりも同じことが言えます。

腰もそうです。骨盤が後ろに傾いてる人、前に傾いてる人。などというように、みんなそれぞれ違います。

その中で、動きを見せて誘導すると、みんなは同じようにやらなければと真似をします。自分の身体に痛みがあったり、なんだかやりづらくても同じようにやろうとします。そうして自分の身体に無理をした動きをしてしまう、結果として心地よいエクササイズにはならないのです。

 

ソマティクスは自分の身体を感じる意識する、自分に気づいていくエクササイズ。

ですので、お手本はなく口頭で動きを細かく説明しながら行う。目は閉じたままでもいい。目からの刺激をエクササイズの時間だけでも遮断するだけで、かなりリラックスもできます。

視覚障害のない人々にとって、目から入る刺激はかなり目を酷使しているということにも気づきます。

 

このように目の働きは少しおやすみ、働かせるのは耳だけ。それでも『この動きで合ってるのかな?間違ってないかな私?』と普段から目を使って確認している私たちは少し不安になったりもする私たち。

間違った動きをしていてもいいです。身体が心地よければいい。少しの間、勝手に浮かんでくる頭の中のおしゃべり(自動思考)もどっかに流すようにして、身体の感覚をたっぷり感じてみる。自分の筋肉がどんなふうに縮んで、どんなふうに緩んでいったのか。に意識しながら、普段あまり使わない感覚に集中しながらゆっくり動いていく。

 

慢性的な腰痛の腰の筋肉を少し意識しながら、小さな動きで少しだけ自分ができる範囲で縮めてみる。決して無理せず頑張らずに。

そこからじんわりと力を抜くだけ。どんなふうに筋肉は緩んで元に戻っていくのかを観察しながら。

腰痛や肩こりがある時、それらの筋肉を簡単に動かせないし、またその筋肉を感じることもできないことがほとんどです。

感じれないなら、意識を向けて動く。

感じることに抵抗がある人も、意識を向ける。

動けない時は、無理に動かさずに休憩し、頭の中でその動きをイメージするイメージレーニングをする。これも立派に脳を使った優しいソマティクスエクササイズです。

 

少しづつ自分の身体や筋肉を感じれるようになり、自分の意思で動かせるようになる。

慢性になってしまった腰痛も、心地よく動くソマティクスエクササイズで少しづつ確実に凝り固まった筋肉は解けてくる。

腰が痛くて床の拭き掃除ができなかった人、仰向けで寝っ転がることができなかった人も、少しづつ良くなって動けるようになってる。

ソマティクスエクササイズのいいところは、動きを覚えたら自分のセルフケアとして1人でもできるようになるところ。そして身体だけではなく、心も緩めれるところです。

 

ご興味のある方はHPのソマティクスに詳しく書いてあります。

お試しレッスンも開催しています。

 

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