ココロルルル・心と身体の声

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老化防止できるソマティクスで!

ソマティクスは老化防止できるってホント?

老化防止ソマティクスで


 

 

 

ソマティクスは老化防止できるってホント?

はい、ホントです。

ソマティクスエクササイズは脳と筋肉の関係を再教育します。

エクササイズの特徴は感じながら動く。

筋肉をいったん軽く縮める➡️そしてその収縮してる筋肉がどうやって元の位置に戻るのかを感じながら、意識しながら動く。

収縮した筋肉は緩んでいくから、元の位置に戻れます。

その感覚。スクイーズのような、または柔らかい弾力性のあるスポンジのようなものを手で軽くギュッと収縮させた後、ゆっくりと手を開くと、スクイーズたちはゆっくりと緩みだし元の状態に戻る。どういうふうに戻るか目で見て確認できますよね?

この感覚と同じように、目で見て筋肉の感覚を確認するのではなく、意識を使って観察するように注意を向けます。

 

こうして、長い間身体に蓄積されたストレスや姿勢やトラウマなどによって身体のあちらこちらに無意識のうちに凝り固まってガチガチになってしまった筋肉たちを、やさしく心地よく緩ませていき、もともと備わっていた柔軟な筋肉を取り戻すことが、いくつになっても可能なのです。

 

一度固まったスポンジなどは、もしかしたら水を与えることにより元の状態に戻るかもしれない。私たちの身体、筋肉は脳を使って、意識または感じることで、脳と筋肉の繋がりを再び取り戻せるのです。

 

自分で気づかないうちに勝手に、無意識のうちにガチガチになってしまった筋肉は、脳の感覚野という場所(感覚情報を司る)を通らずに、別のルートを通ってしまうことから、その塊の筋肉を自分で感じることさえできず、さらに動かすことさえできなくなっているのです。それらが慢性的な腰痛だったり、肩こりだったり、首こりだったり。

肩を例に取ると、年齢とともに40肩、50肩と言われる肩たち。

次第に肩が上に上がらなくなりますよね?動かせなくなりますよね?あの状態です。

動かせない。そしてその筋肉を感じることもできない。感じることと動くことは実は1つです。

感じるから動かせる、動かせるから感じる。脳をとうして1つになっています。

 

さて、じゃあ、感じれないし動かせなくなった50肩をどうやって動かすの?

と疑問が出てきます。

 

感じれなくなった塊の筋肉。その筋肉は無意識によって固まってしまったわけ・・

脳の感覚野のルートに戻すには、動かないし感じれないその筋肉を意識を十分に使って、少しずつ少しずつ感じていく、動かしていく。

1ミリ2ミリの世界でいいんです。

または、イメージをするだけでもいいんです。脳は徐々に確実に回復していきます。

繰り返し何度も行う。途中で諦めずに続けることで、脳と筋肉の関係を取り戻すことができます。

肩はエクササイズを続けることで、上がるようになる。慢性的な腰痛も、固まった筋肉が緩み始め、長く柔軟な筋肉になりだす。

つまり、この塊のない本来持っている柔軟な筋肉を取り戻すことは老化の防止に繋がるのです。

 

歳を重ねるごとに、身体は老化する。この考えが当然だと思っている人々はたくさんいると思います。歳をとると、お尻も垂れるし、顔の肉も垂れるし、体中の肉が垂れ出す。でもそれは自然なこと。と、このようにお考えの御年配の方たくさんいらっしゃる。

でも、肉の前に筋肉なんです。

その筋肉をまず塊部分を緩めてあげて柔軟な筋肉を取り戻してあげることで、筋肉は垂れ下がることはないのです。

歳をとっても、自分の身体に意識の高い人たちの身体は違います。意識を向けるか向けないかで、私たちの生き方は別のものとなります。

 

無理をしない頑張らずにできるソマティクスエクササイズは、ただ心地いい気持ちのいいだけのエクササイズではなく、脳と筋肉の繋がりを取り戻して老化防止・アンチエイジングできるのです。

 

 

無意識の脳

さて、脳と筋肉の繋がりですが。

私たちの身体は脳という神経の塊が、身体の隅々に神経を張り巡らしています。

心臓から送られてくる血液のおかげで生きることができます。脳に送られてきた血液(ブドウ糖)をエネルギーとして神経に電気エネルギーを発生させる、なんともコンピューターのような仕組みになっている。

脳の中の神経細胞はとても複雑で、その神経細胞のつなぎ目であるシナプスが情報を送ったり受け取ったりしている。

このおかげで、『考える』『感じる』『動かす』といったことができるわけです。

この『動かす』に焦点を当ててみます。

身体を動かす時、無意識で動いている時と、意識的に動く時とがあります。

例えば、靴を履く時、歩き出すとき、自転車に乗ろうとする時など、右足から靴を履こうとか、左足から1歩踏み出そうとか、右側から自転車に跨がろうとかなど、いちいち意識せずに動いていると思います。

 

それは、小さい頃に初めて歩き出そうとした時や、初めて靴をはくことを練習したりなど、学ぶことにより習得したことであり、自分の習慣として身についたこと。これらは無意識のうちに動いているわけです。日常の活動の中で、このような無意識の動きはたくさんある。無意識の脳。そしてその反対で意識を使う脳もある。

 

身体がどうやって動くのか?

身体の隅々に張り巡らされている脳の神経のうち、身体の抹消に信号を伝える『末梢神経』があり、それらは『自律神経』と『体性神経」に分けられる。『自律神経』はよく耳にする神経で循環器や消化器や呼吸器の活動を調整する働きっぱなしの神経。

もう1つの『体性神経』は、感覚神経と運動神経に関係している。

身体の内側や外側で感じるとき、感覚神経を経て脳に信号を送り、そして脳はそれを受け取り運動神経を介して運動指令を筋肉に伝え、身体が動く。このように脳と筋肉は繋がっています。

感じることにより動く、その反対の動くことにより感じる。という表裏一体の関係になっていて、脳の中の感覚野と運動野は中心溝を挟んで隣同士に位置しています。

 

そして、無意識の脳は習慣によっておこる。

無意識の活動を司る脳は、脳の下の方に位置する脳幹ルートを選び、意識を使った活動は脳の上の方にある大脳新皮質ルートを選び、感覚野と運動野に情報を送ります。

それゆえに、ソマティクスエクササイズで感じながら動くことで、感覚野と運動野ルートを再び選べるようにすることで、脳と筋肉の繋がりを取り戻せる。

 

 

ソマティクスの復習

 

前回書いたソマティクスの復習をさらりとします。

・ソマティクスとは心を含んだ身体のこと

・自分の身体の感覚は自分にしかわからない

・ソマティクスは脳と筋肉の繋がりを再教育する

・筋肉を感じながら、または意識しながら動く

・考えるのではなく五感を使う

・視覚はお休みさせ、耳を使う

・ソマティクスは自分で行えるセルフケア

・頑張らない、無理しない

・自分の身体が今できる範囲で動く

・痛みを伴わずに、心地良さを感じながら行う

・筋肉の収縮よりも、弛緩に意識を向ける

・呼吸や心も感じていく

・自分の身体に気づける

 

 

 

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