ココロルルル・心と身体の声

より楽に自分らしい人生のために・・心と身体を感じ、そして自分を大切に。

身体を感じる

身体を感じる・・

 

身体=心を含んだ体。

体=心を含まない肉体。

 

ソマティクス はギリシャ語で身体という意味。

 

目に見て確認できるのが”体”

目に見えない、心とか魂を含んでるのが”身体”

 

物体的な体より、中身のある身体はなんか深い感じがする。

 

身体を覆っている、一番外側の部分に”皮膚”がある。

このスキン”皮膚”は、私たちの体の中を守ってくれてる。

体温を調節してくれたり、外からの刺激を感知してくれたり、微生物などから

生体を守ってくれたりしてる。

 

外界からの刺激を真っ先に受けとるために、冷たい、温かい、痛いなどの感覚受容器が備わっている。

 

素足で歩いていて、何かが足裏に刺さった時、”痛いっ”と感じる。

脳の感覚野に刺激が伝わり、運動野から運動指令が出る。

感覚神経と運動神経は絶え間なく情報交換をしあってる。

 

”感じることと動くことは表裏一体”

 

感じることができなければ、動かすこともできず、その逆でもある。

 

感じることは大切。だけれど・・・

 

たくさんの人が感じれない、感じたくない、、、

虐待やレイプなどの考えられないような出来事から、

感じることを拒否せざるを得なくなってしまっている・・・

 

私達は鉄の硬いロボットじゃない。

柔らかで繊細でとても機能的な部分を備え持ってる生き物。

 

皮膚をとうして危険かそうでないかを感じ動く。

感じたり、または直感を察することで生き延びる。

 

感覚神経が何らかの形で作動しない麻痺状態になってる人もいる。

彼らにとっては、生活の中で十分な注意が必要。

痛い感覚を感じれなかったり、、

 

虐待やレイプの話に戻るけれど、

そのような忌々しい出来事から、自分の身体を感じるのがおぞましくなる。

自分の身体は敵になってしまうような・・・

その出来事を忘れたいけど、忘れられない。だって、身体が覚えてるから。

生き物の私たちには感覚があるから・・・

心があるから・・・

心と身体は繋がってるから。

 

 

トラウマを抱えている人も同じ。

自分にとって、嫌な恐ろしい出来事は身体に記録されてしまう。

気絶をするような体験をした人も、

その人の限界を超えた出来事に遭遇した時、

私達はフリーズする、動けなくなる、死んだふりをする。

その時、出来事は身体に刻み込まれてしまう。

 

 

他の動物のように、死んだふりして敵がさった後にからだ全身をブルブルっとさせて

電気回線みたいのをリセットできない私達人間は。

危険がさったからといって、何事もなかったようなフリはできない。

脳に記憶されるから。

私達はそんなに単純な生き物ではないみたい。

 

何で逃げ出せなかったのか、何で行動できなかったの。と自分を責めてしまう。

が、、、限界を超えた出来事にあったとき、フリーズするのは、自分を守る適切な行動。

自分を誇らしく思って欲しい。

 

問題はフリーズの後のブルブルっができないわけだから、、、

身体が覚えてるわけだから、、、脳に刻み込まれてるわけだから、、

身体を感じたくない・・・

 

身体は悪者じゃない、忌々しくもない。

全てはあなた自身を守るための行動。

時間をたくさんかけていい、いつか自分の身体を誇らしく思える日が来る。

思う存分、感じることを許可できる日が来る。

 

ヨガやソマティクス などのボディワーク、無理しない範囲で試して欲しい。

少しづつ、触れられるようになる。

心と身体は一体。

そして感じることと動くことは表裏一体。

いつか自分の身体が愛おしく思えるようになる。

あなたとあなたの身体が真に繋がれる日が。

 

 

 

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