ココロルルル・心と身体の声

より楽に自分らしい人生のために・・心と身体を感じ、そして自分を大切に。

子育て編・・・”年上の言うことを聞かなきゃダメだよ”

 

 

”年上の言うこと聞かなきゃダメだよ!”

って、どうゆうことママ?

 

娘が小学低学年の頃、聞いてきた。

んんっ!?なにそれ?・・・

 

どうやら、学校の友達に言われたらしい。

遊び時間のちょっとした、お子ちゃま達の揉め事。

順番守りたくないとか、鬼やりたくないとかで・・・

 

”鬼やく変わって〜”

”嫌だよ”と断った娘。

 

”あなた年下でしょ?だったら年上の言うこと聞かなきゃダメなんだよ!”

・・・・

年上ったって、たかが1ヶ月とか2ヶ月とかそんなもん・・

 

”お母さんが言ってるよ!年上の言うこと聞きなさい!!って!”

 

娘は・・・・・??

 

うちでは聞いたことがないこのフラーズ。

そう、わたしは娘に言ったことがないこの命令形。

 

わたしの両親もわたしに言ったことがない。

 

なので”年上の言うことを聞かなきゃいけない”と言う教え?しきたり?モラル?

みたいのは私の中に存在しない。

 

娘にも存在しないから、そう言われた時???となる訳だ。

 

この言い回しは立派な命令形。

しかも、相手の存在を無視した言い回し。

 

”〜しなさい!”

相手がどう思おうと、何を考えていようと全く無視した言い方。

自分の言いたいことをスパッと言って、ハイ終わり。

あなたの話や思いは聞かないよ。

・・・しなさい!。で終わるからね、この言い方は。

 

文章にすると、

!。句読点をつけて完結・・・

 

しかも年上の言うこと?・・・

自分より年上の人の言うことを聞かなきゃいけない・・・

 

先生の言うことも、多分エライ人?の言うことも、かな?おそらく・・・

親の言うことはもちろん。

 

 

アメリカの心理学者トーマス・ゴードンが1963年に始めた親教育プログラム。

その中の1つコミュニケーションを阻む12の障害にある命令と指示。

 

”年上の言うことを聞かなきゃダメ!”はまさにこれに値するいいかた。

 

多くの両親たちが言い回してるこのフレーズ。

親の親その又親からだいだい、ある意味引き継がれてきた教え・・・

 

”親のいうことを聞かなきゃダメ!”

”年上の言うことを聞かなきゃダメ!”

 

私たちの世代、今は2020年。

そろそろこの無意味な言い方に気づいた方がいいのでは?

 

だいだい教わってきて、頭に叩き込まれてるからスルッと言ってしまうのだろうけど・・・

 

子供や職場の部下や仲間、パートナーに対して言っていないか?・・・

しつけや教えでもない、脅迫にちかいこの命令形。

 

気づいて、使わなくなると子供はもちろん皆んな幸せ。

 

コミュニケーションもポンポンと投げて受けて。

と永遠に続く。

 

自分の心も穏やかに平和になる。

 

 

 

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