ストレッチしないソマティクス
ソマティクスはストレッチしません。
ストレッチ=伸ばすこと
ストレッチ体操で体を伸ばす、ラジオ体操も体を伸ばす、ヨガも伸ばすポーズもある。
体のための健康法としてストレッチすることが当たり前のようになってる。
たしかに、体を伸ばすことは気持ちいい。
がしかし、伸ばしすぎては良くない結果をもたらす。
いつもついつい頑張ってしまう頑張り屋さんは、伸ばすことに意識して伸ばす〜伸ばすー、これでも可。というぐらい伸ばして満足する。
次の日に筋肉痛になるわけなの・・・
ついつい知らず知らずのうちに、伸ばしすぎちゃうから・・・
伸ばすことに意識するし、伸ばそうとするし、伸ばせるだけ伸ばすという頑張り思考だし、
インストラクターだって言ってるし”ハイ、気持ちよーく伸ばして伸ばして〜、ストレッチしましょ〜”と。
イメージしてみてください。
ここからここまでしかない、例えば10cmのゴムを。
そしてそのゴムを伸ばせるだけ伸ばすとします。
ゴムは限界まで伸びれるから、伸びて伸びて、そして切れてしまう。
人間の筋肉だって同じ、切れてしまう。
次の日に筋肉痛がおきるのは、このゴムが切れる手前の状態。
肩こりや腰痛がヒドく、マッサージに行く。マッサージ師が未熟だったりすると筋肉を無理に伸ばしてしまい、やはり次の日筋肉痛になったという経験があるはず。
ストレッチや伸ばすことがよくないって言ってるんじゃなくて、伸ばしすぎることが問題。
なんでもそうだけど、〜しすぎる。やりすぎる。
と、わりと問題起きる。
で、頑張っちゃう無理するクセがある人は、気づかないから、知らずのうちになんでもしすぎる。
そこでおすすめなのがソマティクス〜!
トーマス・ハンナ氏が考えたこのソマティクスエクササイズは・・伸ばしません
ストレッチしないのです。
ストレッチの反対の縮ませる方に意識します。
筋肉をまず縮める。しかもやさしく、頑張らずに、無理せずに。
小さな動きで縮めます。
筋肉は1m m ,2mmの世界でも確実に縮みます。
頑張って大きくギューっと縮めなくていいです。キュッと小さく縮める感じ。
そしてそこから、緩める。元に戻る。
少し試してみてください。
座ったままできます。
まずは右側の肩に意識を向けます。
そして息を吸いながら、右肩を数センチ、1cmくらい上げてみます。
左手を右の首から肩に手を添えてみてください。
小さな動きだけど右の首から肩の筋肉が少し硬く収縮します。
息を吐きながら、できるだけゆっくりと右肩下ろします。
この時に右肩首の縮んだ筋肉が、緩んでリラックスして元に戻っていくのに気づいてみてください。
3回から5回ぐらい、繰り返してみます。
ポイントは頑張らない。無理しない。できるだけゆっくりと心地よく。
です。
まずは小さな動き。
徐々に筋肉が緩んで、無理なく長くなっていき、硬直していた部分が柔軟性を取りもどしていきます。
肩こりや首こりがある時、このエクササイズで楽になります。
そしてかなり肩が凝ってる時は、息吐いて肩下ろしてくるだけの動きがかなりキツいし、ゆっくりと下ろせないです。
凝っているから、ゆっくりと元に戻すのがうまくいかないです。
でも少しづつ毎日繰り返すことで、動きが改善されて、滑らかなスムーズな動きを体験できます。
継続は力なり。
自分の肩がどんな状態なのか知ることができます、左右で違いもあるかもしれないですし、、気づいてみてください。
ぜひ試してみてくださいね。